裏打ちした絵をパネルから剥がす方法

こんにちは。墨彩画画家の高津陽子です。

つい先日銀座のギャラリーでの展示を終え、次の神戸のグループ展の準備を始めています。      銀座のグループ展ではパネル貼りでという条件でしたのでパネル貼りをしたのですが、やっぱり私には合わなくて神戸のグループ展ではデッサン額に入れ替えることにしました。

そこでパネル貼りを剥がして水張りをやり直すまでをご紹介します。

では、始めていきましょう!          最初の状態はこんな感じです。

まず吊金具や紐を取っておきます

展示した後って大概こんな感じですよね
ドライバでネジネジ
取れました

剥がしたらすぐに水張りできるよう、水張りテープを予め切って用意しておきましょう。

サイドと裏側をハケで濡らしていきます
糊を溶かすイメージで!
無理に剥がそうとせず、糊がとけたら自然と紙がはがれます。そうなったら、紙を持ち上げるだけ。
裏側が剥がれました
サイドも順に剥がします
サイドも剥がれました

パネルを取ると裏打ちされた作品だけがのこります。これを水張りして平らな状態にしていきます。

裏からハケで水を引きます。スプレーしてもオッケーです。やりやすい方法でしてくださいね

全体が水で濡れてる状態の作品をシナベニアの板の上におきます

今は置くだけ!

中心から外へ向かって乾いたハケでなでます。空気を抜いて行く作業です。こすりすぎると作品が痛むので、なかなか空気が抜けない時は上から水をスプレーしましょう。            水が空気を追い出してくれます。

なんのことか、わかりませんよね。でもやったらわかります。スプレーすると、作品がピタッと板に張り付くんです。

横から見て空気が全部抜けているかチェックします。

オッケーなら、テープで留めていきます。

素早く水張りテープを濡らして…

4方貼れました。

このまま一晩乾かします。

この作品は全体に色がついてるのでわかりにくいですが…

色を塗っていない所はこんなふうに透けて見えます。しっかり乾くと白い和紙になるので、下が透けなくなるまでしっかり乾かしましょう。

乾いたら額装します。

今回はサムホールのスクエアからサムホールに大きさを変えました。こういう事ができるのもデッサン額のいいところですね。

マットの色も絵をひきたててくれて、パネル貼りで飾るのとは一味違った雰囲気になりました。

感想                   やってみて思ったのは以外に難しくないって事です。小さいサイズだと自分でやってみるのもアリですね。                   額装やさんにしていただくと時間かかるので、急ぎのものは自分でしてもいいかも…     あと、貼ったり剥がしたりの作業は小学生の時の工作みたいで楽しい!